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![]() 併せて、診療時間、休診日等の案内掲示板も併設いたしました。 |
ご来院の際は、ぜひご確認くださいませ。
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術前(他院にて) | 術後 |
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術前 約3年ほど前の治療だそうです |
術後 E-maxで治療いたしました |
今日の歯科材料は日々進化を続けています。
従来の審美歯科の主流はメタルボンド(陶材焼き付け鋳造冠)でした。
そこへ十数年前、金属を使用しないセラミックとしてアルミナオールセラミックが登場し、メタルボンドはその主役の座を奪われました。
その後、アルミナオールセラミックの強度的問題を解決したジルコニアオールセラミックが登場し今日ではこれが主流となっています。
一方、部分的な審美的修復材料はセラミックとレジン(合成樹脂)が、現在も多く用い続けられています。耐摩耗性や耐久性、破折強度、曲げ強度など一長一短ある中で、歯科医師が患者さんにとってふさわしいと思われるものを選択して使用してきました。
近年、二ケイ酸リチウムを主成分とするe-max(イーマックス)と言われるセラミックが登場し注目を集めています。
e-maxは従来のセラミックとレジンの欠点を補った(程よい硬さで割れにくく、かつ変色しない)材料と言っていいでしょう。
当院ではこのe-maxを含め、各種材料を当院技工士および外注委託技工士などと、考察し検証を重ね、患者さんのご要望と口腔内のかみ合わせの状態等を考慮し、もっともふさわしい方法をご提案し、安心してご使用いただき喜んでいただけるように心がけております。
>>e-maxの症例はこちら
私が師と仰ぐ先生のおことばに次のようなものがあります。それは、 「立ち食いそばを食べたい人には、心のこもったあたたかいそばを食べさせてやりなさい。そばの食べたい人にどんなに腕をふるってフランス料理のフルコースを提供しても、決して喜ばないよ。」と。 とかくわれわれ医療人はベストの方法すなわち、患者さんにとってもっとも良いと思う方法を選択したくなります。
当然、われわれは専門家ですから患者さん方に患者さん方の知らない、いろんな考え方、治療方法を情報提供する義務と患者さん方の主訴を改善するする義務とがあります。
しかしながら、時として一生懸命しようとするあまりオーバートリートメントとなってしまう危険があります。
そうなると、「どこそこの歯医者で、痛くもない歯を抜かれた、削られた。」ということになってしまうのです。
いついかなる時でも、インフォームドコンセント(患者さんの治療に対する理解と協力)をきちんとしなければいけないという、私の師匠の教えです。
われわれ歯科医の基本的概念は「できるだけ歯は削らない、抜かない。」とおもっています。削らずに患者さんの主訴を改善できるならば、そうすべきですし、抜かずに保存できる方法があればそれも当然です。しかし歯を削らない、抜かないということによって、患者さんの主訴の改善の大きな弊害となるような時は例外です。また別の例として、歯を削らずに矯正治療などで改善できるような症例でも、患者さんが矯正治療を望まないようなケースでは「削らない、抜かないがベスト」とは言い切れないでしょう。
たしかに歯は削らないほうが長持ちするでしょう。ただそれだけで矯正治療のほうがいいという考え方は我々歯科医の偏見なのかもしれません。(以前は私も矯正治療を優先するという考えでした。)
矯正治療中の審美的な問題、治療期間の長さ、治療期間中の歯や歯周組織のブラッシング管理の難しさ等々を考えますと、前述の師匠のことばで述べましたように、矯正治療を否定することはないですが、以前のように矯正治療がファーストチョイスとは考えず、患者さんの意向に沿った治療をと考えております。
すなわち、矯正治療の長所短所、矯正治療を行わずにクラウンによる治療を行う場合の長所短所をお話して、治療方針を決定いたします。